- たんか
- I
たんか【丹花】赤い花。 しばしば美人の唇の形容に用いる。IIたんか【丹霞】日の光を受けて赤く映える靄(モヤ)や雲。 夕焼け雲。IIIたんか【単価】商品一つの, あるいは売買上の単位あたりの値段。IVたんか【単果】⇒ 単花果Vたんか【単科】ただ一つの学部・学科。VIたんか【単舸】小舟。 はしけ。VIIたんか【啖呵】(1)喧嘩(ケンカ)・口論の時, 相手に向かって言う威勢のいい, 鋭い言葉。(2)香具師(ヤシ)などが品物を売る時の口上。〔「弾呵(ダンカ)」か。 「痰火(タンカ)」の転とする説もある〕~を切・る歯切れよく威勢のよい調子でまくし立てたり, 相手をやりこめたりする。VIIIたんか【担架】病人・負傷者などを乗せて運ぶ道具。 普通, 二本の長い棒の間に布を張ったもの。IXたんか【炭価】石炭の値段。Xたんか【炭化】(1)有機物質が, 酸素の少ない条件下で加熱されたり, 硫酸などによる強力な脱水作用を受けたり, あるいは微生物の働きによって分解したりして, 炭素分に富んだ物質になること。
「遺跡から~した米が出土した」
(2)ほかの物質が炭素と化合すること。 また, そうしてできた物質。XIたんか【痰火】熱があって痰が激しく出る病気。 また, その痰。XII「~は胸にせき上(ノボ)せば/浄瑠璃・新版歌祭文」
たんか【短歌】(1)和歌の一体で, 最も普通の歌体。 五七五七七の五句三一音を原則とする。 起原はよくわからず, 諸説あるが, 万葉時代には既に確立し, 長歌・旋頭歌(セドウカ)などのすたれた平安時代以降は, 和歌といえば短歌をさすに至った。 みじかうた。 みそひともじ。→ 長歌(2)中世歌学で, 長歌のこと。 「古今和歌集」巻一九の最初に長歌を「短歌」としてあることによる。XIIIたんか【譚歌】⇒ バラード
Japanese explanatory dictionaries. 2013.